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献立の栄養バランスを理解させることが大切 大阪市の中学校給食でふりかけ解禁

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献立の栄養バランスを理解させることが大切 大阪市の中学校給食でふりかけ解禁

昨年4月に始まったデリバリー方式の給食を食べる生徒。食べ残しをなくすため、校長の裁量でふりかけの持参が認められた=大阪市北区

 中学校給食の食べ残し対策として「ふりかけ」の是非が議論されていた大阪市の教育委員会は先月、生徒が持参するふりかけの使用を校長の裁量に委ねる通知を出した。ただ、ふりかけだけでご飯を食べ、おかずを残すことにもなりかねない。専門家は「栄養バランスを考えた献立の趣旨を理解させることが大切」と指摘している。(平沢裕子)

 大阪市の市立中学はもともと家庭弁当だった。給食導入は「栄養管理が適切になされた給食の提供で生徒の体力や学力の向上につながる」とする同市の橋下徹市長の方針で実現した。

 学校給食は、児童生徒の栄養バランスに配慮して策定された「学校給食摂取基準」を踏まえ、献立が作成される。ただ、いくら栄養バランスを考えた給食でも、食べ残しが多ければ意味がない。

 昨年6月に同市教委が生徒に実施した調査で、給食を「食べ残している」と答えたのは73・4%にのぼり、ふりかけ持参は食べ残しを減らすためのアイデアだった。

 ◆残食率は不明

 実際に食べ残しが多いかどうかは「残食率」で判断する必要がある。本当は全部食べているのに、調査では「食べ残している」と答えている可能性もあるためだ。

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