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【皇室ウイークリー】(368)「これまでの苦しみが消えました」…両陛下、ハンセン病元患者と握手してご懇談 皇太子さま、滞在6時間半の“超過密日程”でサウジへ

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【皇室ウイークリー】
(368)「これまでの苦しみが消えました」…両陛下、ハンセン病元患者と握手してご懇談 皇太子さま、滞在6時間半の“超過密日程”でサウジへ

 天皇、皇后両陛下は28日、お住まいの皇居・御所で、国内外のハンセン病の元患者らと懇談された。両陛下は長年にわたって偏見や差別に苦しんできた元患者や家族を気にかけており、この日も一人一人に寄り添って励まされた。

 ハンセン病はらい菌による感染症。日本では明治40年から平成8年まで隔離政策がとられ、患者は15カ所の療養所に強制収容された。全国ハンセン病療養所入所者協議会の森和男会長(74)によると、現在も平均年齢83歳の約1750人が入所している。両陛下は昭和43年以降、療養所の訪問を続け、昨年7月の東北新生園(宮城県登米市)ですべての療養所の入所者との面会を果たされた。

 両陛下がこの日懇談されたのは日本、インド、米国、フィリピン、エチオピア、インドネシアの元患者8人。指先に後遺症が出たインドのヴァガヴァタリ・ナルサッパさん(46)は家族にも握手をしてもらえずにいるが、両陛下から手を差し伸べられた。懇談後の会見で「これまでの苦しみが頭から消えました」と感激した様子で語った。

 同席した日本財団の笹川陽平会長によると、天皇陛下は「(初期の治療薬の)プロミンが随分効果があったのでしょうね」と詳しく質問もされ、予定を上回る40分間にわたって交流された。最後に、陛下が「みなさんの生活がより良くなるよう願っています」と声をかけられた。

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