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「夫の実家の墓に入りたくない」 妻の胸の内に複雑な思い

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「夫の実家の墓に入りたくない」 妻の胸の内に複雑な思い

親族が集まった年末に家墓の掃除をする人々(本文とは関係ありません)

 いずれ息子たちが自分の家庭を持つと理性では分かるが、「夫や子供たちと一緒に入るのは女性の普遍的な願いでは。できれば、今の家族全員と一緒に入りたい…」。

 ライフスタイルや家族観が変化しても、先祖供養と墓を大切にする親世代の気持ちをむげにもできない。そんな妻の胸の内には、口に出せない感情が渦巻いているようだ。

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 ■先祖とは「自分の親や祖父母などの近親者」7割

 墓の形態は家墓が主流でも、「家」をめぐる意識は変化した。第一生命経済研究所が平成21年、35~79歳男女600人を対象に実施したアンケートによると、「先祖とは誰か」(複数回答)について、「自分の親や祖父母などの近親者」と答えた人が73.2%で最も多かった。

 「誰とお墓に入りたいか」では、「先祖代々のお墓」(39%)が最も多かったものの、男女別にみると男性の48.6%に対し、女性は29.9%にとどまり、男女間の意識の違いが鮮明に出た。次に多い「今の家族で一緒に入るお墓」(25%)では大差はなかったが、3番目の「お墓はいらない」(20.5%)は男性では14.7%と低い一方、女性は26.2%。同研究所は「女性では墓に対する意識が多様化している」と分析した。

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