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被災者癒やす鍼と灸 岩手、宮城、福島で無料治療60回

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被災者癒やす鍼と灸 岩手、宮城、福島で無料治療60回

ボランティア治療について思いを語る中野朋儀さん(宮川浩和撮影)

 治療では「神経痛の状況はどうですか」「生活で変わったことはありませんか」などと優しく話しかけながら患部を刺激する。体の凝りとともに心もほぐれると、それまで口が重かった被災者も愚痴や悩みを語りだすという。

 最近では、「仕事が見つかり、働きに出られるようになった」「早く生活を再建して、もう一度家族3世代で暮らしたい」と前向きに話す被災者も増えた。

 だが、仮設住宅での生活が長期化することに伴う新たな問題にも直面している。震災発生以降に生まれた子供たちの多くは、ずっと仮設住宅で生活しているため、限られた居住空間の中で感情などを発散できず、ストレスを抱え込む傾向がみられるという。

 ストレスが蓄積されれば、肥満などの生活習慣病はもちろん、鬱病を引き起こす可能性があり、中野さんは「子供たち自身がストレスに気づくことは少なく、一緒に生活している大人も見落としてしまいがち。私たちが注意喚起していかなければ」と語る。

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