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【月刊正論】慰安婦、反転大攻勢へ オーストラリアの慰安婦像はこうして阻止した

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【月刊正論】
慰安婦、反転大攻勢へ オーストラリアの慰安婦像はこうして阻止した

「でも、公聴会は明日だ。どうしたらいいと思う?」

 私はためらわずに言った。

「今夜君の友達をみんな集めてくれ。母親達もみんな、できるだけの人数を」

 その夜、見ず知らずの日本人、オーストラリア人、アメリカ人が10人弱集まった。

 自己紹介の暇もなかった。数時間でスピーチの準備をしなくてはならないのだ。地元の日本人男性の言葉は衝撃的だった。

「明日出向いても、どうすることもできないんです。なにしろ、この地区に住む日本人は、子供まで含めて70人程度、中韓は合計で1万人以上いるんですから」

 70人対1万人の差は確かに大きい。だが私は咄嗟に「マイノリティだから負けるとは限りませんよ。マイノリティにはマイノリティの戦い方があるはずです」と自分自身を鼓舞するように答えた。

4対4のスピーチ対決の結果…

 兎にも角にもスピーチの順番と構成を着々と進める。先頭打者はオーストラリアで生まれ育った日本人大学生。2番手は私に電話をくれたオーストラリア人男性、3番手に慈善活動に熱心なアメリカ人男性、そしてもし、4枠目があったら、私が自分で立つ。そう決めた。

 見ず知らずの人々と作業する。奇妙に充実した数時間が過ぎる。自己紹介する余裕はなかった。

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