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パーキンソン病の手足の震えを改善 広がるグルタチオン点滴療法

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パーキンソン病の手足の震えを改善 広がるグルタチオン点滴療法

点滴を受ける患者=神奈川県鎌倉市の「スピックサロンメディカルクリニック」

 手足が震えるなど高齢者に多い進行性の難病、パーキンソン病の治療に、抗酸化物質のグルタチオンを点滴で投与する「グルタチオン点滴療法」が静かに広がっている。健康保険が適用されず、治療費が自己負担の自由診療となるが、根本的な治療法がない中で、震えを改善したい患者の選択肢となっている。(寺田理恵)

 ◆根治療法なく

 「一時は字も書けず、症状が進めば歩けなくなると聞かされ、とてもショックでした」

 東京都の主婦、加茂律子さん(71)は平成24年暮れ頃から手足が震えて握力が弱くなり、脳梗塞ではないかと病院に駆け込んだ。検査の結果、脳に問題はなく、25年2月に「パーキンソン病の入り口」と診断された。

 パーキンソン病は手足が震えたり、動きが遅くなったりなどの症状がみられる。症状が徐々に進行し、かつては寝たきりになると思われていた。根本的な治療法は開発されておらず、症状を緩和する薬物療法などがとられている。

 診断だけでもショックだった加茂さんに、追い打ちをかけたのが医師から発せられた「100歳までは生きないから、10年か20年歩ければいいよね」との言葉だった。処方された薬を飲んでも震えが止まらず、「人生をエンジョイするために、治せるものなら治して元気になりたい」と治療方法を探した加茂さんは、義妹から紹介されたグルタチオン点滴療法を選んだ。

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