産経ニュース

【STAP細胞】混入者は特定できず「調査委の能力と権限の限界」

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【STAP細胞】
混入者は特定できず「調査委の能力と権限の限界」

STAP細胞論文に関する調査結果について説明する、調査委員会の桂勲調査委員長(奥左から4人目)と委員ら=26日午前、東京都千代田区(鴨川一也撮影)

 理研調査委の報告書は、STAP細胞や万能性の証拠とされたマウスなどが、すべてES細胞が混入したものだった可能性が高いと結論付けた。だが、混入が意図的だったかどうかは「培養器具の不注意な操作による混入の可能性も考えられる。決定的な判断は困難」とし、根本的な問題は謎のまま残った。

 最大の理由は、混入者を特定できなかったことだ。作製したSTAP細胞やマウスなどについて、報告書は「ES細胞の混入があった場合、当事者は小保方氏と若山氏しかいないように見える」と分析。

 しかし、実験が行われた若山氏の研究室は「多くの人が夜中に入ることが可能だった」ことから、「必ずしもそうとは言い切れない」と判断した。

 また、調査の過程で小保方氏の研究室の冷凍庫からES細胞が見つかったが、これについて小保方氏、若山氏は知らないと回答。故意または過失による混入を全面的に否定したため、誰が混入したかについては特定できないと結論づけた。

 調査委は「故意か過失かの認定は、それを行った人物でないと分からない」とし、「調査委の能力と権限の限界でもある」と釈明した。

このニュースの写真

  • 混入者は特定できず「調査委の能力と権限の限界」
  • 混入者は特定できず「調査委の能力と権限の限界」
  • 混入者は特定できず「調査委の能力と権限の限界」

「ライフ」のランキング