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【STAP問題】受精卵1615個、万能性確認できず 別の発光現象を誤認?

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【STAP問題】
受精卵1615個、万能性確認できず 別の発光現象を誤認?

 細胞の作製は、マウスの体の細胞を弱酸性の溶液に浸し、万能性遺伝子の働きを示す緑色に光ることを確認するのが、最初のハードルだ。

 小保方氏が作製した細胞は一部で光ったものの、その割合は論文内容より一桁低く、万能性遺伝子の働きは確認できなかった。細胞は死滅する際、自然と光ることがある。理研の検証チームは、小保方氏がこうした無関係の発光現象を、万能性遺伝子の光だと誤認した可能性を示唆していた。

 第2のハードルは、作製した細胞を別のマウスの受精卵に注入して胎児を作り、細胞が全身で混じり合ったかどうか調べて万能性を最終確認することだ。

 小保方氏は4月、こうした実験を複数回行って成功を確認したと説明していた。しかし検証実験では、小保方氏が作製した細胞を1615個の受精卵に入れても、万能性は全く確認できなかった。

「悪魔の証明」

 小保方氏自身が作製できなかったことで、STAP細胞は論文が撤回されただけでなく、実験でも存在を裏付けられなかった。理研は小保方氏を除くチームによる検証を4月に開始したが、こちらも作製に失敗し実験を打ち切った。

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