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【月刊正論】在特会と大江健三郎 ~ヘイトスピーチを保守は認めない

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【月刊正論】
在特会と大江健三郎 ~ヘイトスピーチを保守は認めない

桜井「あんたが言い出したことだろう」

橋下「あんたじゃねえだろ」

桜井「おまえでいいのか、じゃあ? あのね、まずあなたが、ヘイトスピーチうんぬんて言い出したことでしょ。」

橋下「大阪で、そういう発言はもうやめろと言ってるんだ」

桜井「どういう発言なのかって聞いてんだよ」

橋下「民族とか国籍を一括りにして評価をするような、そういう発言はやめろと言ってるんだ」

桜井「朝鮮人を批判することがいけないって、あなたは言ってるわけ?」

橋下「お前な」

桜井「お前っていうなよ」

 両者の議論が噛み合わず、ただの罵り合いに終始することになったのは、「ヘイト・スピーチ」の定義をしないままに議論が進行していたからだ。橋下は「民族とか国籍を一括りにして評価をするような、そういう発言はやめろ」と言っており、この部分が橋下のヘイト・スピーチの定義、批判なのだが、もう少し丁寧な定義を心がけるべきだったであろう。これでは定義ではなく、命令である。しかも情けないことに、桜井に「朝鮮人を批判することがいけないって、あなたは言ってるわけ?」と反撃されると「お前」と罵って議論を避けてしまう。本来であれば、朝鮮人という集団を一括りにして批判するのではなく、個々の事例ごとに対象を明らかにしながら批判せよと応ずべき場面であった。この後、桜井が立ち上がり、橋下に掴みかかろうとするが、制止される。最早、議論ではない。

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