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【知ってる?!】健康と美の鍵「エクオール」(2)更年期は絶好のチャンス

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【知ってる?!】
健康と美の鍵「エクオール」(2)更年期は絶好のチャンス

 日本は男女ともに平均寿命が80歳以上の世界有数の長寿国。しかし、日常生活を支障なく送ることができる「健康寿命」は、平均寿命に比べ男性で約9年、女性は約13年も短い。

 晩年を元気に自立して過ごすことは共通する願い。近年、特定の腸内細菌によって大豆イソフラボンから産生される「エクオール」が、健康の維持・促進に重要な役割を持つ可能性が明らかにされてきた。

 例えば、山形大医学部の研究グループは、70歳以上の男女596人を5年間追跡調査したところ、エクオールを作る腸内細菌を持っている人は、持っていない人と比べ要介護認定を受けたり死亡したりする割合が低かったと報告している。

 エクオールは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つ。女性は閉経まではエストロゲンによって、病気や障害から守られているが、閉経後はエストロゲンが激減する。そのため骨粗鬆(こつそしょう)症や血管の老化が進む。糖尿病やメタボリックシンドロームで悩む女性が増えるのもこの時期だ。エクオールのサプリメントにはこれらの女性の健康問題を軽減する役割が期待されている。

 閉経後も約40年を生きる女性にとって、50代からはまさに人生のセカンドステージ。更年期をその後の人生を健やかに過ごすための生活習慣を見直す大事なチャンスと捉え、健康に対する正しい知識を身につけ、自覚症状がなくても早めに対策を立てたい。(取材協力 東京医科歯科大学麻生武志名誉教授)

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