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【話の肖像画】エボラ専門医・加藤康幸(1)研究心が恐怖克服する

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【話の肖像画】
エボラ専門医・加藤康幸(1)研究心が恐怖克服する

エボラ専門医・加藤康幸(栗橋隆悦撮影)

 〈昨年末から西アフリカで感染が広がったエボラ出血熱の感染者は1万5千人を超え、うち死者は5千人以上にも達した。過去最大のアウトブレイク(流行)である。感染拡大を抑えるため、世界保健機関(WHO)のエボラ出血熱治療・感染防止チームの一員として西アフリカの流行地域のリベリア(首都モンロビア)に赴き、支援活動に従事した〉

 今年2回、5月と8月にそれぞれ20日間ずつ活動してきました。アラブ首長国連邦のエミレーツ航空を使ってドバイまで行き、そこからガーナの首都アクラに飛んでさらに乗り換えてリベリアに入る。日本から30時間近くかかります。遠い。モンロビアで他の国から来た医療従事者と合流しました。長時間のエコノミークラスの座席は疲れるので、帰りはドバイのホテルで休憩してから帰国しました。

 2012年にアフリカのウガンダでエボラ出血熱と、同じウイルス性出血熱のマールブルグ熱とが同時にアウトブレイクし、その年の秋、感染症の専門医としてすでに活躍していたWHO医務官の進藤奈邦子さんとウガンダに行ったことがありました。その縁がきっかけで今回のチームに参加しないかとWHOから誘われました。

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