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画家・堀内康司 30歳…なぜ筆をおいたのか 長野で巡回展

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画家・堀内康司 30歳…なぜ筆をおいたのか 長野で巡回展

「無題(樹)」昭和31年

 筆を折ってからほとんど発表することはなかったため、残っているのは10代から20代にかけての作品ばかり。没後、才能を惜しむ人たちによる研究が進み、昨年10月には画集『堀内康司の遺したもの』(求龍堂)が出版された。これをきっかけに今回の展覧会開催が実現した。

 画集に文章を寄せている平塚市美術館の土方明司館長代理は「厳しく抑制された色彩。キリキリと神経に食い込む描線」と作品を評する。回顧展を開催した東御市梅野記念絵画館の佐藤雅子副館長は「作品を一目見て驚き、引きつけられました。展覧会で世に問うてみたかった。優れた作品を制作していたのに、なぜ筆を置いてしまったのか、謎です」と話している。

 「堀内康司展」は来年1月18日まで。長野県東御市八重原935の1、東御市梅野記念絵画館。一般800円。月曜、12月24日~1月4日休。問い合わせは(電)0268・61・6161。来年4月~5月、新潟市の砂丘館に巡回する。

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