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【自作再訪】「タテ社会の人間関係」 ソトから見えた日本の構造とは 中根千枝さん

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【自作再訪】
「タテ社会の人間関係」 ソトから見えた日本の構造とは 中根千枝さん

「社会構造は時代が変わっても、そう簡単には変わらない」と語る中根千枝さん (栗橋隆悦撮影)

 上昇期や安定期には、タテの組織はよく機能しています。ただ、何か危機が起きたときに優秀なトップがいるとはかぎらない。それは悲劇。

 明治維新や終戦直後のような混乱期には、若くて立派なリーダーが出てきた。能力があると周囲が認めて、実際に行動力がある人がリーダーになれば、その集団はとてもうまくいく。タテの関係を認めつつ、もう少し柔軟なシステムになるのが望ましいのでしょうね。

                   ◇

【プロフィル】中根千枝

 なかね・ちえ 大正15年、東京都生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒、同大学院修了。東大東洋文化研究所助教授などをへて昭和45年に東大教授。平成2年に紫綬褒章、5年に文化功労者、13年に文化勲章を受章。インドの奥地アッサムを探検、調査したものをまとめた『未開の顔・文明の顔』で毎日出版文化賞受賞。ほかの著書に『適応の条件:日本的連続の思考』など。

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