産経ニュース

高まる療養支援士の必要性 病気の子供の不安を解消

ライフ ライフ

記事詳細

更新


高まる療養支援士の必要性 病気の子供の不安を解消

手術を控えホスピタル・プレイ士から説明を聞く女の子。マジックテープをはがしたりしながら自分が着る手術衣を確認した=大阪府和泉市の府立母子保健総合医療センター

 「大切なのは、子供の立場に立ちきって、何を怖がっているのかを把握し、ごまかさず、分かる言葉で真実を話すことです。子供自身が納得し『手術や処置をがんばろう』という気持ちになるよう援助します」と後藤さんは話す。

 後藤さんのように、海外で資格を得た人たちが、日本で活動を始め、その存在を知られるようになったのは約15年前。本格的に日本でCCSを養成しようと、平成22年には、「子ども療養支援協会」(事務局・順天堂大学医学部小児科)が設立された。現在4期生が研修中だ。

 ただ、実習指導できる人材の不足から、受講生の受け入れは1年に数人が限度。現在、国内の病院で働くCCSは約40人にとどまるという。子ども療養支援協会長の藤村正哲・大阪府立母子保健総合医療センター名誉総長は、英国では小児病床10人から15人に1人のHPSを配置、米国では小児科のある病院の99%がCLSを採用していると指摘。「医療を受ける子供の権利として、日本のすべての小児病棟へのCCSの配置が求められる」と話している。

このニュースの写真

  • 高まる療養支援士の必要性 病気の子供の不安を解消

「ライフ」のランキング