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高まる療養支援士の必要性 病気の子供の不安を解消

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高まる療養支援士の必要性 病気の子供の不安を解消

手術を控えホスピタル・プレイ士から説明を聞く女の子。マジックテープをはがしたりしながら自分が着る手術衣を確認した=大阪府和泉市の府立母子保健総合医療センター

 「プレパレーションを行うと4歳児でも、おおかたの不安を軽減できます。例えば手術を説明するときには、『眠っている間に痛いところをよい具合にしてくれるのが手術だよ』というふうに説明します」

 そう話すのは、同センターのホスピタル・プレイ士、後藤真千子さん(61)。日本のCCSのパイオニアの一人で、平成18年から同センターでホスピタル・プレイ士として働き、現在は後進の指導にあたっている。

 CCSは、英国では「ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)」、米国では「チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)」と呼ばれている。後藤さんは夫の転勤で4人の子供を連れてイギリスに住んでいた際、子供の病気で飛び込んだ病院でHPSの存在を知り、心を動かされた。滞英中に同国の国家資格であるHPSを取得。英国の病院でHPSとして働いた。

常に子供の立場で

 CCSは、医療を受ける子供や家族との信頼関係を築き、プレパレーションのほか、採血などの処置に立ち合う。本やおもちゃなどで子供を集中させて、処置の痛みから気をそらせるなど、“子供の味方”として医療チームに加わる。

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