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【深・裏・斜読み】エボラより怖い? まだ見ぬ感染症 中東で広がる「MERS」警戒必要 鳥インフル

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【深・裏・斜読み】
エボラより怖い? まだ見ぬ感染症 中東で広がる「MERS」警戒必要 鳥インフル

 西アフリカで流行するエボラ出血熱の死者数が5千人を超えた。致死率が高いウイルスだけに、国内でも空港で滞在国を確認するなどの水際対策強化が進められている。しかし、感染症の脅威は地理的な要因や感染経路によっても変わる。海外で流行し国内にはまだ入っていない感染症はほかにもあり、関係者は警戒を続けている。(道丸摩耶)

 ■糖尿病患者は重症化も

 国立感染症研究所ウイルス第3部の松山州徳(しゅうとく)室長が「日本人にとっては、エボラより危険でしょう」と警戒するのは、中東で広がる感染症、MERS(マーズ、中東呼吸器症候群)だ。

 MERSは、2012年に発見された新型のコロナウイルスによる感染症で、発熱、せき、肺炎などの呼吸器症状を引き起こす。特に糖尿病や心臓病の人では重症化することが分かっている。サウジアラビアを中心に中東やアフリカ、欧州などで患者が報告され、10月末現在で、患者897人のうち325人が死亡(致死率約36%)。今月に入っても感染者は報告され、900人を超えた。

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