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【エボラ出血熱】検疫所連絡前に診療所受診 疑いある男性、「健康監視」の対象者だった

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【エボラ出血熱】
検疫所連絡前に診療所受診 疑いある男性、「健康監視」の対象者だった

国立国際医療研究センターに入る、発熱した男性を乗せたとみられる救急車=7日夜、東京都新宿区

 厚生労働省によると、男性は羽田空港(東京都大田区)の検疫所でリベリアから帰国したことを申告。検疫法に基づき、潜伏期間の21日間、朝晩2回の体温や体調に変化がないかを検疫所に電話やメールで報告する「健康監視」の対象となっていた。

 検疫所は通常、潜伏期間中に発熱した場合は保健所に連絡し、二次感染を防ぐため自分から医療機関に行かないよう指導している。しかし、男性は検疫所に連絡する前に町田市内の診療所を受診。日本医師会などは、全国の医療機関に高熱の患者が受診した場合はエボラ流行国への滞在歴を尋ねる通知しているが、診療所は滞在歴を把握していなかったという。

 その後、男性は発熱したことと診療所を受診したことをメールで検疫所に連絡。検疫所は男性に電話をしたが通じなかったため、厚労省と保健所に連絡。保健所が7日午後、男性の自宅に行き、男性は都の救急車で国立国際医療研究センター(新宿区)に搬送された。

 帰国から受診までに3日間あるが、「エボラ熱は感染しても症状がない間や発熱初期ではウイルス量が少ないため、感染を広げる恐れはほぼない」(厚労省)という。男性が仮に陽性でも、周囲にいた人や接触した人に感染が広がっていることは考えにくい。

 厚労省は10月下旬、エボラ熱の流行国から帰国・入国した人には全員、自己申告するよう検疫態勢を強化していた。

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