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「黄色いリンゴ」、生産量が増える「理由」

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「黄色いリンゴ」、生産量が増える「理由」

黄色い品種の「トキ」が並んだ新宿高島屋の生鮮売り場 =東京都渋谷区

 ただ、国内生産量の半分をふじが占め、リンゴといえば赤の印象が強い。黄色品種のPRに力を入れる県りんご対策協議会では「消費者の認知はこれから。キャンペーンで配っても、子供だとナシと間違えられることも」とする。

 県りんご果樹課によると、県内のリンゴ栽培面積のうち黄色品種の割合は18年の13・6%から24年は16・5%に拡大。増えた背景には、リンゴ農家の高齢化や労働力不足がある。リンゴを赤くするには、「葉摘み」「玉回し」の作業によって満遍なく光を当てる着色管理が必要だ。黄色品種はこうした手間がかからず、導入する農家が増えているのだ。

 トキの場合は収穫期が主力品種のふじと重ならず、ふじの収穫期に人手を割かずに済むのも長所の一つだ。収穫期がふじと重なる王林が減る一方、その減少分を上回るペースで黄色品種が増えている。県果樹農業振興計画では、32年に黄色品種の栽培面積を20%に引き上げる目標が設定されている。

 ≪海外で高評価≫

 トキは輸出も行われている。同課によると、台湾では旧正月(1月下旬~2月中旬)の贈答用に日本のリンゴの需要があるが、今年は10月にトキの輸出が伸びた。同課では「リンゴの生産量は全国的に減っており、黄色いリンゴが起爆剤になれば」と期待を込める。

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