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【褒章】好々爺、職人技は客を魅了 黄綬褒章 「すきやばし次郎」元社長 すし職人・小野二郎さん(89)

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好々爺、職人技は客を魅了 黄綬褒章 「すきやばし次郎」元社長 すし職人・小野二郎さん(89)

寿司職人の小野二郎さん=東京都中央区の「すきやばし次郎」(矢島康弘撮影)

 「まさかすし屋のおやじが受章するなんて。頭の中が真っ白になった」。来年90歳を迎える好々爺は、相好を崩して受章の喜びを語った。

 7歳から日本料理店に奉公し、昭和40年、東京・銀座に「すきやばし次郎」をオープンした。食材へのこだわり、空気を含ませて握る職人技…。客を魅了し、気がつけば一流店の仲間入りを果たしていた。平成19年から7年連続で「ミシュランガイド東京」の三つ星に選定されている。

 2年前に全米で上映されたドキュメンタリー映画『二郎は鮨(すし)の夢を見る』に出演し、世界に「スシ」の魅力を広めた。今年4月の日米首脳会談の際、オバマ米大統領が希望し、安倍晋三首相と足を運んだ。

 「健康でなければ大好きな仕事を続けられない」。平日は4千歩、休日は1万歩を歩く。40歳から手袋をし、すし職人の命である手のケアにも余念がない。

 「現役であるかぎり一歩でも前進したい。生まれ変わっても、すし職人をやるでしょうね」と語った。

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