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【金曜討論】<部活動指導の外注化> 石井昌浩氏「教師の負担軽減が急務」 渡辺敦司氏「安易な委託は対症療法」

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【金曜討論】
<部活動指導の外注化> 石井昌浩氏「教師の負担軽減が急務」 渡辺敦司氏「安易な委託は対症療法」

 --仮に大阪市が部活動を全面外注すると数十億円が必要とされる

 「それは必要経費として当然、払うべきだ。外部に指導を委託するだけではなく、部活指導員を学校で採用することも考えるべきかと思う。例えば柔剣道の場合、警察官OBを非常勤講師という形で採用することは可能ではないか。柔剣道の顧問は需要が多く危険も伴うため、指導には経験者が必要だ。警察官OBがいることで学校の安全性が高まるという副次的な効果も期待できる。他にもプロ野球のOBなど、埋もれた人材は多い」

 --教師の負担軽減の一方で、生徒の負担についてはどう考える

 「バランスのとれた学校生活を送らせることが中学校教育の最大の目的だといえる。部活動に熱中するあまり休みは盆暮れだけというのは行き過ぎで、生徒の負担についても見直すべきだろう。それでも、部活動は中学生活において非常に大事なものであることは間違いない。地域の教育力を取り戻すことも重要で、運動経験のある保護者らが指導に入るケースが出てきていいのではないか。外部に任せるべきところは任せてもいい。少子化の影響で小規模校が増えている中、近隣校との合同部活動という形態が増えることも考えられる。これもまた、学校と地域や家庭の連携を深めるチャンスになってくるだろう」

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