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【ワインのこころ】カリフォルニアの地球環境への配慮 青木冨美子

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【ワインのこころ】
カリフォルニアの地球環境への配慮 青木冨美子

ケンダル・ジャクソンで=2014年9月12日(青木冨美子さん撮影)

 カリフォルニアのワイン生産者団体はソーラーパネルによる電力供給や水の再利用、発酵時に発生するCO2の処理などに取り組んでいます。昨今、よく耳にするサステナビリティー(持続可能性)ですが、これは広義で言えば、環境への配慮です。

 新しい技術研究はカリフォルニア大学デイヴィス校が先導して行い、それらの情報はワイナリーにフィードバックされています。

 カリフォルニアは3年続きの干魃(かんばつ)なので、水のリサイクルは重要課題。『ケンダル・ジャクソン』訪問時に、ワインエデュケーターのペドロ・ラスク氏から「通常1本のワインを造るのに約30リットルの水が必要ですが、われわれは約12リットルにまで引き下げる工夫をしています。また再利用は3回が限度。でも7~10回可能にする研究も」との話を聞きました。CO2に関しては、C(炭素)とO(酸素)に分けて抽出し、Cをチョークに変換させる研究を進めている。これらはほんの一例ですが、土地や環境を健全に維持し、次世代につないでいくための地球への配慮です。

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