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【ワインのこころ】新潮流! エレガントなピノとシャルドネを追求するIPOB 青木冨美子

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【ワインのこころ】
新潮流! エレガントなピノとシャルドネを追求するIPOB 青木冨美子

フラワーズの名を世界に知らしめた『キャンプ・ミーティング・リッジ』も登場=2014年9月12日、ソノマにて(青木冨美子さん撮影)

 アメリカでは100種類以上のブドウ品種を栽培していますが、2011年に発足した“バランスの追求”という名の生産者団体『イン・パーシュート・オブ・バランス(IPOB)』は白ぶどうのシャルドネ(CH)と黒ぶどうのピノ・ノワール(PN)の2種類だけに特化し、セミナーとテイスティングイベントを中心に活動しています。入会条件はカリフォルニアでCH、PNの両方もしくは一方を作っていること。現在のメンバーは33、来春4月には初来日します。

 今回の取材では数多くのワインを試飲しましたが、中庸なアルコール度数のワインが増えていると感じました。健康志向ブームや食事に寄り添うフレンドリーさがその背景にあると思います。IPOBの発起人のひとりラジャ・パー氏は10月2日付のSANKEI EXPRESSでも紹介したマイケル・ミナグループでワイン・ディレクターを務めるソムリエ。彼が満を持して立ち上げたワイナリー『サンディ』では、冷涼エリアから“酸がきれいで濃厚すぎず、高アルコールでない”CHやPNを生産しています。IPOBには、カリフォルニアのPNの先駆者カレラやオー・ボン・クリマ、フラワーズなど人気のワイナリーが加盟していますが、組織自体の浸透度は今後の活動に負うところ大です。

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