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【再掲・記者訴追 韓国に問う】
韓国にとって「逆・大津事件」 先進国では非常識の刑事訴追 キャスター・辛坊治郎氏
加藤達也前ソウル支局長(現東京本社社会部編集委員)の在宅起訴を聞き、明治24年、日本を訪問中のロシア皇太子が、現在の大津市で警備にあたっていた警察官に斬りつけられた「大津事件」を思い出した。
この事件では、ロシアの怒りを買うことを恐れた日本政府が、裁判所に天皇や皇族に危害を加えた際の罪である大逆罪を適用させ、警察官を死刑にするように働きかけたが、裁判所が突っぱねたため、結局、警察官は無期懲役の判決を受けた。日本では100年以上も前から三権分立、司法の独立が守られていたわけだ。
ところが、韓国の司法当局は、大統領サイドの強い意向を受けて名誉毀損(きそん)罪で訴追したことで、全世界に三権分立が機能していないという印象を持たせてしまった。このことは韓国にとって、「逆・大津事件」として大きな汚点となってしまうのではないか。
第一、産経新聞が大統領の記事を書く際に引用した韓国のメディアは何ら問題視されておらず、韓国の司法当局が産経新聞を目の敵にする大統領側の意をくんだという以外のなにものでもない。
