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【書評】
『韓中衰栄と武士道』黒鉄ヒロシ著
「韓中衰栄と武士道」
深くえぐる考察を軽妙洒脱(しゃだつ)な漫画や文章で世に問う人気漫画家が、韓国と中国の発言・行動を小気味いいテンポで斬(き)っていく。
歴史上の事件から戦争、指導者の資質、思考、言語…。価値観を同じくしないので、「異なる文化圏の住人の如くにみえる」状況を喝破する。
視点の根底にあるのは武士道だ。漫画で「葉隠」を描いたほど武士道に精通している著者ゆえの含蓄ある指摘は、耳の痛いことも多い。「ならぬことはならぬ」で知られる会津「什(じゅう)の掟(おきて)」を例に引くなど、各章の文は短くまとめられ、読みやすい。(KADOKAWA・1500円+税)
