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念願のプロまであと1勝 将棋の今泉アマ、プロ編入試験で2勝目

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念願のプロまであと1勝 将棋の今泉アマ、プロ編入試験で2勝目

今泉健司さん

 将棋のアマチュア強豪で元奨励会三段の会社員、今泉健司さん(41)=広島県福山市=が挑む日本将棋連盟のプロ編入試験第2局が5日、大阪市の関西将棋会館で行われ、後手の星野良生四段(26)に145手で勝ち、2勝目を挙げてプロ編入まであと1勝とした。

 今泉さんは、アマチュアや女流棋士に与えられる日本将棋連盟のプロ編入試験受験資格の取得第1号。7月に受験を申請し、「編入制度ができるとは思ってもみなかった。全力を尽くして勝ちたい」と必勝を誓っていた。

 プロ棋士になるには養成機関である奨励会に所属し、一つずつ昇級・昇段して四段を目指すのが原則だ。しかし、平成17年にアマ強豪が特例で編入試験を受けて合格したのを機に、編入試験が制度化。アマチュア枠のあるプロ公式戦で10勝以上かつ勝率6割5分以上の条件を満たせば編入試験を受験できるようになった。プロ棋士5人と対局して3勝すれば合格、プロである四段と認められる。

 今泉さんは昭和62年に奨励会に入会。平成6年には三段に昇段したが、11年に年齢制限のため退会した。その後はアマチュア将棋界で活躍し、19年に新設された三段への編入試験に合格して再び奨励会でプロを目指したものの、またも昇段できず退会。「もうプロになることはないな」と思ったという。

 しかし、「今より弱くなるのはいや」と、ネット対局や詰め将棋の勉強を続けた。「自分にとって大切な仕事と将棋、この2本柱がうまくかみ合ったのかもしれません」と話す。

 次回は11月18日、三枚堂達也四段(21)と東京都渋谷区の将棋会館で対局する。

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