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【聞きたい。】ナガオカケンメイさん 『デザイン物産2014』

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【聞きたい。】
ナガオカケンメイさん 『デザイン物産2014』

 デザインの傾向も見えてきた。「特に食品の場合、パッケージデザインがなくなってきた。中身のピュアさを伝えるために、デザインが邪魔になっちゃったんです」。ラベルは最低限、グラフィックも極力排除し中身を積極的に見せる袋や瓶が、確かに増えている。

 その土地らしさや純粋、本質-ピュアなものを求める人にとって「究極の欲望は産地でそのまま食べること。だから、人の気配を感じさせない方が望ましい。グラフィックデザイナーにとっては難しい時代だけど、ピュアなものをよりピュアに見せる力量が試される」。持続可能なものづくりに必要なのは、流行表現に逃げない「真っ当なデザイン」らしい。(D&DEPARTMENT PROJECT・2222円+税)

 黒沢綾子

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【プロフィル】ナガオカケンメイ

 デザイン活動家、京都造形芸大教授、武蔵野美大客員教授。昭和40年、北海道生まれ。平成12年、「息の長いその土地らしいデザイン」を全国で発掘し紹介する活動体「D&DEPARTMENT PROJECT」を創設。物販や飲食の店、トラベル誌の出版、展覧会の開催など幅広く活動。「デザイン物産2014」展は19日まで。

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