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大学入試改革、見えぬ着地点 「一定の学力必要」「人物重視」 根強い反対論

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大学入試改革、見えぬ着地点 「一定の学力必要」「人物重視」 根強い反対論

 大学入試改革をめぐる中央教育審議会の議論が揺れている。知識偏重の入試から、意欲や適性などを多面的に評価する入試へ-。答申の素案には抜本改革の方向性が示されたが、センター試験の後継となる「達成度テスト・発展レベル(仮称)」のあり方も含めて、大学や高校からは困惑の声が聞こえる。現在の小学6年生から対象になる予定の新入試はどう変わるのか。中教審の答申の行方に関心が高まっている。

多面的な評価に

 8月22日に開かれた中教審の高大接続特別部会。安西祐一郎部会長は議論の取りまとめに向け、6月に出した答申素案を基に、大学入試改革の私案を示した。

 私案では、高校生の基礎学力を測る「達成度テスト・基礎レベル(仮称)」について、入試にも活用できるよう難易度を幅広く設定することを提案した。

 センター試験に代わる「達成度テスト・発展レベル」は、知識の活用力を測るため、教科の枠にとらわれない「合科目型」「総合型」を出題する。「両テストを一体的に運用すれば受験生の学力保証は担保できる」として、各大学は教科型試験を廃止して面接や討論など「人物重視」に転換するよう求めた。

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