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【昭和天皇実録公表】二・二六事件「御自ら暴徒鎮定に当たる御意志」 主要記述抜粋(誕生~日米開戦)

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【昭和天皇実録公表】
二・二六事件「御自ら暴徒鎮定に当たる御意志」 主要記述抜粋(誕生~日米開戦)

 天皇機関説

 昭和10年3月29日 侍従武官長をお召しになり、天皇機関説につき陸軍が内閣総理大臣に迫り解決を督促するのではないかと御下問になる。また、憲法第1章第4条「天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬(そうらん)シ此ノ憲法ノ条規ニ依リ之ヲ行フ」につき、すなわち機関説であるとのお考えを示される。(※昭和天皇は天皇機関説に理解を示していた)

 二・二六事件

 昭和11年2月26日 午前7時10分、侍従武官長本庄繁に謁を賜い、事件発生につき恐懼(きょうく)に堪えない旨の言上を受けられる。これに対し、事件の早期終息を以て禍を転じて福となすべき旨の御言葉を述べられる。(中略)以後、頻繁に武官長をお召しになり、事件の成り行きを御下問になり、事件鎮圧の督促を行われる。

 27日 天皇は武官長に対し、自らが最も信頼する老臣を殺傷することは真綿にて我が首を絞めるに等しい行為である旨の御言葉を漏らされる。また、御自ら暴徒鎮定に当たる御意志をしばしば示される。

 28日 午後、侍従武官長本庄繁に謁を賜い、陸軍大臣川島義之・陸軍省軍事調査部長山下奉文(ともゆき)より、首謀者一同は自決して罪を謝し下士以下は原隊に復させる故、自決に際して勅使を賜わりたい旨の申し出があったことにつき、言上を受けられる。これに対し、非常な御不満を示され御叱責になる。

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