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両親との確執も赤裸々「許せなかった」…池上季実子さんが『向き合う力』で半生綴る

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両親との確執も赤裸々「許せなかった」…池上季実子さんが『向き合う力』で半生綴る

 「子供には選択肢を示すようにしました。私の考えを押しつけたくなかったから」と話す池上季実子さん=東京都文京区(高橋朋彦撮影)

 --ご自身の子育てについて

 「父に言われたような『だからあなたはダメなのよ』という言葉だけは、絶対に言わないようにしました。とはいえ、気がつくと言い過ぎていることはあって、そういうときにはすぐに謝りました」

 「でも正直に言うと、手を出さなかったわけではありません。幼稚園の頃、横断歩道で遊んでいて、何度言ってもやめなくてね。とうとう子供の手をにぎったまま脚を蹴ったことがあるの。転んで痛いと泣き出した子供に『道路で遊んで車にぶつかったらもっと痛いんだ!』と怒鳴りました。そしたら二度とやらなかった。お母さん仲間には、『あなた、女優なんだからそんなことしたらダメよ』と言われたけれど、この子はいつも私と一緒にいられるわけじゃない。交通事故に遭ったら、この子だけではなくて、車を運転している人の人生も狂ってしまう。運転していれば、子供は見えにくいし予測がつかない動きをするもの。だから道路で遊んではいけないと教えるのは親の役目なんです」

 「でも、なぜ叱るのか、なぜダメなのか、私がどうしてそう考えるのか、ということをいつも説明するようにしました。私は自分の経験から、子供は小さくてもちゃんと分かっていると思っていましたから。実際、子供は『ママには7つの声がある』って言ってます。怒りのレベルが7段階あるって。レベル5くらいになると、『そろそろやばい』ってやめたんですって。私のエネルギーを無駄に使わせてたの(笑)」

 同書ではこうした家族との関係のほか、カナダでの旅番組のロケ中に、馬車の暴走により全身打撲を負い、現在も後遺症に悩まされていること、すれ違いの末に夫の暴力の兆候を目の当たりにして、自身の子供時代の記憶がよみがえり、離婚に踏み切ったことも明かした。そのすべてに「意味があった」と言い切る。

 --辛い経験にも意味があると考えられるようになったのはいつ?

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