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【70年目の夏 大戦の記憶(3)】激戦のルソン島「なぜ自分が生き残ったのか」

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【70年目の夏 大戦の記憶(3)】
激戦のルソン島「なぜ自分が生き残ったのか」

 「なんで自分が生き残ったのか…。今もわからない」。70年の記憶をたどった元指揮官の、深く刻まれた目尻のしわから、一粒の涙が滑り落ちていった。(豊吉広英)

    

■ルソン島の戦い 昭和20年1月6日から終戦まで、フィリピン・ルソン島で山下奉文(ともゆき)陸軍大将率いる日本軍と、ダグラス・マッカーサー元帥率いる米軍との間で繰り広げられた戦い。レイテ島沖海戦やレイテ島の戦いで制空権と制海権を握った米軍は、1月9日にリンガエン湾から上陸。対する日本軍は、本土防衛の態勢を整えるまでの時間稼ぎを目的に持久戦を展開した。米軍は3月に首都マニラを制圧。補給路を断たれた日本軍は餓死者が相次ぎ、戦死・戦病死者は21万人を超えたとされる。

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