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【金曜討論】父子DNA型鑑定 棚村政行氏「民法の早急な見直しを」 池内ひろ美氏「親子は情緒的つながり」

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【金曜討論】
父子DNA型鑑定 棚村政行氏「民法の早急な見直しを」 池内ひろ美氏「親子は情緒的つながり」

 親子関係を決めるのは、民法かDNAか-。DNA型鑑定で血縁関係がないことが明らかになった場合、法律上の父子関係を取り消せるかが争われた2訴訟の最高裁判決が、来月17日に下される。鑑定結果などを根拠に父子関係を取り消した1、2審判決は、最高裁で見直される可能性が高い。争点となるDNA型鑑定の位置づけについて、家族法に詳しい棚村政行・早稲田大法学学術院教授と、夫婦家族問題コンサルタントの池内ひろ美さんに意見を聞いた。(磨井慎吾)

 ■棚村政行氏

 --親子関係をめぐる訴訟で、DNA型鑑定が大きな問題になっている

 「民法の制定時に想定されていなかった科学的血縁鑑定の技術が進み、遺伝的なつながりが正確に、しかも安価に分かる時代になったからだ。その結果、親子としての生活実態と血縁関係のずれが明らかになる場面が多くなっており、親子関係を法的にどのような要素で決めるかが問われてきている」

 --DNA型鑑定で血縁関係がない場合の父子関係取り消しをめぐる2訴訟について、最高裁判決が来月に出る

 「現行民法では、婚姻している夫婦に子供が生まれた場合、夫が子供の父とみなされる(嫡出推定)。夫が子供の出生を知ってから1年以内に嫡出否認の裁判を求めない限りこれは覆せないし、また一度自分の子と承認してしまえば争えなくなる。いずれにせよ、父子関係について子供や母親ではなく、夫が決定権を独占しているのが今の法の仕組みだ。婚姻関係に基づいて子供に早く父親を与えることを重視したこの仕組みか、DNA型鑑定による血縁を重視するかが問われたわけで、下級審では判断が割れた。おそらく最高裁は下級審判決を見直し、何らかの新たな判断基準を示すと思われる」

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