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【知ってる?!】サプリメント最前線(3)同一成分でも吸収率に大きな差

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【知ってる?!】
サプリメント最前線(3)同一成分でも吸収率に大きな差

 体に足りない機能を補助しようと摂取するサプリメントは、同じ成分でも製造方法によって体内吸収率に大きな差があることが分かっている。

 例えば、肝機能を高める効果を期待して飲酒前に摂取する人が多いウコン。ファンケル総合研究所(横浜市戸塚区)の小野衣里日研究員によると、ウコンの主成分、クルクミンは製造方法で体内吸収率が顕著に違うものの一つという。

 同研究所はクルクミンの体内吸収率を、(1)市販のドリンクタイプ(2)一般的なウコン粉末を錠剤形状にしたサプリ、(3)市販のドリンクタイプに含まれるクルクミンを吸収しやすい形状に加工し、300倍に濃縮した液体をカプセルに閉じ込めたサプリ-の3つで検証した。(3)の液体カプセルは(1)や(2)に比べ、クルクミン成分が体内に吸収されるのが早く、また、長くとどまるため、体内吸収量が2~3倍高いことが分かった。

 同様に疲労軽減や持久力向上で知られるコエンザイムQ10(Q10)についても検証。吸収されやすいようにQ10成分を細かく加工したサプリは一般的な製造方法のものに比べ、摂取前後1週間の血中Q10濃度の変化量が1・4倍高くなっていた。

 小野研究員は「サプリを選ぶ際は成分の体内吸収率に着目し、吸収されやすいように工夫された製品を選ぶことが大切」と話している。(取材協力 ファンケルヘルスサイエンス)

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