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【書評】『帝国憲法の真実』倉山満著

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【書評】
『帝国憲法の真実』倉山満著

 戦後は「帝国憲法」という正式略称さえ使われずに“悪の権化”扱いされていた大日本帝国憲法。しかし著者は「帝国憲法こそ、日本国の歴史と文化と伝統に則(のっと)ったまっとうな憲法であり、世界標準の文明国の通義にかなった憲法」だと言い切り、タブーに果敢に斬り込んでいく。

 現行憲法にしがみつく護憲派に対しては「国家のいかなる過ちであっても正当化しようとする、まさに極右」と手厳しい。憲法改正を考えるにあたり、帝国憲法の再検討は避けては通れない課題だといえる。まともな国家のために何が必要なのか、味読したい。(扶桑社新書・本体760円+税)

  

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