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【ゆうゆうLife】病と生きる「歩くことは生きること」がん治療中も登山楽しむ 登山家・田部井淳子さん(74)

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病と生きる「歩くことは生きること」がん治療中も登山楽しむ 登山家・田部井淳子さん(74)

 私は乳がんを患ったことがあり、今回のがんが乳がんの再発か、腹膜が原発なのか分からないとのことでした。腹膜がんならステージは3C期。治療は抗がん剤を12回やって手術をし、さらに12回の抗がん剤をやる、とのことでした。

 抗がん剤治療は毎週木曜日。5回目頃から、だるさや脱毛、しびれなどの症状が出ました。でも、毎週のように山には登っていました。足を持ち上げるのもしんどいのですが、家で寝ているよりは山の空気を吸って新緑を目にし季節を感じた方が気分がいい。一歩一歩はつらくても、「歩いているって生きていることだな」と思えました。

 手術とその後の抗がん剤治療を終え、12月には寛解と言われました。でも、抗がん剤の副作用で出たしびれは今も残っています。手足が常にしびれている感じで、太ももやひざの裏もだるい。お札を数えたり、ボタンをはめたりするのが難しい。なんか変な感じなんですよ。包丁も危なくて持てないので料理ができない。少しずつは良くなっていますが、治療前と同じというわけにはいかないですね。

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 体質も変わったみたいで、すごく寒さを感じるようになりました。体を極力冷やさないようにして、風邪をひかないように、絶対無理はしない。夜遅い食事はしないようにして、パーティーに出ても早く切り上げ、生活のリズムを狂わせないようにしています。睡眠が一番大事なので、眠れないときは睡眠剤も利用しています。

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