産経ニュース

幼虫、コオロギ…「昆虫食」に注目 高タンパク 国連機関も太鼓判

ライフ ライフ

記事詳細

更新


幼虫、コオロギ…「昆虫食」に注目 高タンパク 国連機関も太鼓判

 身近に生息する昆虫が「食糧」として注目されている。昨年、国連食糧農業機関(FAO)が人口増加に伴い、「昆虫食が人類の食に貢献する」との報告書を発表。高タンパクでビタミン豊富など栄養面で優れているうえ、飼育に手間がかからないといった点が評価され、国内でも専門家によるセミナーなどが開催されている。専門家は「まずは虫が食糧になることを知ってほしい」と話している。(佐々木詩)

 コオロギの素揚げ

 2月、大阪市鶴見区の市立環境学習センター(3月末で閉鎖)の一室。親子連れら約50人が三角巾にマスク、エプロンのいでたちで集まっていた。テーブルの上に置かれたのは大きな2つのボウル。1つには黒くつややかに光るコオロギ、もう1つのボウルにはミルワームと呼ばれるゴミムシダマシの幼虫。ごそごそと動く生きの良い虫を見て、母親たちは悲鳴を上げたが、男の子たちはさっそく手で触ったり、つまんだりと興味津々。

 同センター主催の調理実習イベント「ムシ食い三昧!」。「さあ、まずはムシを素揚げしますよ」と同センターのスタッフが呼び掛けると、母親たちは覚悟を決め、生きたままのコオロギとミルワームを熱した油に落としていった。

 揚げたばかりのコオロギに塩を振り、全員で口へ。「めっちゃうまい」「エビみたいや」と子供たち。記者も思いきって口へ入れると、カリッとした食感、そして、かむほどに濃厚なうまみが口中に広がる。エビの空揚げのようだった。ミルワームも外はサクッと、中は少しとろりとした食感。子供たちには「こっちの方がコオロギよりおいしいな」と人気だった。

子供にはない、虫という先入観

「ライフ」のランキング