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「日本は伝統的な捕鯨続けるべきだ」和歌山の豪ジャーナリスト 取材で来日、漁法に感銘

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「日本は伝統的な捕鯨続けるべきだ」和歌山の豪ジャーナリスト 取材で来日、漁法に感銘

 20年の秋、日本の捕鯨について詳しく知りたいと太地町を訪れた。複数の船で鯨を網に追い込み、銛(もり)を投げて仕留める古式捕鯨。江戸時代初期に生み出されたその歴史と、先祖代々受け継がれてきた技術とチームワークに感銘を受けた。

 「日本は欧米のように油だけを取って鯨を捨てるようなことはせず、全ての部位を使って無駄にしない」。しかし、歴史や背景を当の日本人が知らないことに驚いた。「太地の真実のストーリーを伝えなくては」。捕鯨の研究を進めながら、和歌山大観光学部で教える。

 「日本はこれからも伝統的な捕鯨を続けるべきだ」というワーン氏は、3月末、オーストラリアの訴えにより国際司法裁判所(ICJ)が南極海での日本の調査捕鯨停止を命じたことも悲観的には捉えていない。「必要なのは欧米の批判を気にせず、捕鯨の真実を伝えること。太地町は自信をもって立ち向かえばいい」。真剣なまなざしでそう語った。

 サイモン・ワーン氏のインタビュー記事の見出しで、「日本は捕鯨を続けるべきだ」と一時あったのは、誤解を招く表現でした。同氏は「日本は、太地町での追い込み漁などの伝統的な捕鯨を続けるべきだ」としています。

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