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【貳阡貳拾年 第2部 五輪と復興(6)】被災地 世界に映したい 仙台経済同友会代表幹事 大山健太郎氏

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 《東京以外への競技会場の変更は、国内外の関係団体との調整や国際オリンピック委員会(IOC)の承認が必要となるなど実現はかなり難しいが、大山氏はそれでも可能性を追求したいという。仙台市出身のフィギュアスケート、羽生結弦(ゆづる)選手(19)やプロ野球楽天の活躍などで東北のスポーツ熱は高まっている》

 ■住民の機運高める

 楽天やJリーグベガルタ仙台の好成績は、チームが被災地でボランティアをする中で、地元をなんとかしようと団結し、チーム力が高まって生まれた。

 競技をやるとなれば、県も市町村も住民も今以上に一体となって復興に進みますよ。一番遅れているのはかさ上げ道路の工事。地権者全員の同意をとるのが難しい。そういう状況も変わるかもしれない。

 そして、あるがままを見てもらったほうがいい。防潮堤建設などが中心の復興予算25兆円には、まちづくりを加速させるプログラムが足りない。ラグビーのまちの岩手県釜石市などで、強豪国の事前合宿などを呼ぶのも一つの手です。

 《大山氏は、宮城県気仙沼市や岩手県大船渡市、釜石市で起業家を育成する東北未来創造塾の代表発起人でもある》

 機運を高める一番の方法は人材育成です。「わが町をよくしたい」という志を持つ人材を育てる。雇用するのが2、3人でもこれが根付くことで、まちづくりにつながっていく。いかに被災地に人を呼び込めるか。被災地が姉妹都市のように企業と提携するなどのアイデアが必要です。

 五輪のときに復興の物語をアピールする。その主役は地域でないといけない。(高木克聡)

                   ◇

【プロフィル】大山健太郎

 おおやま・けんたろう 昭和20年、大阪府生まれ。19歳で家業のプラスチック製造業「大山ブロー工業所」(現アイリスオーヤマ)代表者に就任。平成元年、社長として仙台市に本社を移転した。23年から仙台経済同友会代表幹事。同社はプラスチック製品や発光ダイオード(LED)照明などを製造している。

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