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331グラムで出生の赤ちゃんが退院  両親の呼びかけに笑顔

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331グラムで出生の赤ちゃんが退院  両親の呼びかけに笑顔

 静岡県立こども病院(静岡市葵区)は30日、昨年1月に体重331グラムで生まれた男の赤ちゃん、小原想生(そうき)くん=同市駿河区=が31日に退院すると発表した。

 同病院新生児未熟児科の浅沼賀洋(のりひろ)副医長によると、想生くんは心拍数が下がるなど健康状態が悪化したため、妊娠24週5日で緊急帝王切開で出生。その後、便が腸に詰まったため人工的に肛門を作る手術など計4回の消化管手術を実施。栄養障害による多発骨折や網膜の異常もみられたが、いずれも治癒した。

 想生くんは現在1歳だが、体重は4・5キロと一般的な1歳児の半分程度。家庭でも、鼻から管を通してミルクを注入したり、肺が未熟なため酸素投与の必要もあるが、両親の呼びかけに笑顔を見せるなど元気な反応を見せているという。

 出生時の体重が1000グラムに満たない「超低出生体重児」は体の機能が非常に未熟で免疫力も弱く、感染症をはじめさまざまな合併症の危険がある。国内で最も出生時の体重が軽かったのは、平成18年10月に慶応大病院で265グラムで生まれた女の赤ちゃんだという。

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