PR

ライフ ライフ

【貳阡貳拾年 第1部・111人の予想図(6)下】iPS細胞は世界トップ維持も「五輪後」見据えた構想力を

Messenger

基礎軽視で衰退も

 日本が輝きを失わないためには、何が必要なのか。日本人初のノーベル医学・生理学賞を受けた米マサチューセッツ工科大の利根川進教授(74)は、近年の成果主義を批判する。

 「ペニシリンやDNAの二重らせん構造の発見など基礎研究が後の医療に大きく貢献した例は数多い。基礎を軽視すれば応用も10年で廃れる。『税金を使うのだから早く社会に役立つことをやれ』というのは間違っている」

 東大カブリ数物連携宇宙研究機構長の村山さんは、日本人の資質を思い出すことを促す。「日本人は明治以降から西洋文明を導入したのに、短期間でノーベル賞を出している。それを担う次世代を育てる点が今はやや不安だ」

 京都大の松本紘総長(71)は東京五輪を未来の日本の在り方を考える機会にすべきだと呼びかける。「(五輪の)次の10年に向けて投資できるような6年にしないといけない。次の30年間をどうするかを各分野で考えなければならない」

 東京五輪よりさらに先の日本を見据えた構想力こそが、これからの6年間に求められそうだ。=第1部おわり

次のニュース

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ