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村下孝蔵氏の故郷、熊本・水俣に「初恋通り」誕生

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村下孝蔵氏の故郷、熊本・水俣に「初恋通り」誕生

 中学時代の恩師だった同市の吉井伸子氏(78)は、シャイな性格だった村下氏をよく覚えているという。

 「テレビに出るようになり喜んでいたら、急に訃報がもたらされた。同級生が還暦を迎える中、彼の代表曲の歌碑ができてとてもうれしい」

 名曲「初恋」に、地元水俣市の市民も深い愛着を抱いている。

「『初恋』は水俣で生まれた。曲はその後、色々なミュージシャンにカバーされているが、若い人の中には村下孝蔵の名前を知らない人もいるし、村下孝蔵を通じて水俣にスポットを当てたかった」

 歌碑設置に奔走した商店会の西田弘志会長(55)は、こう語った。

 商店会は歌碑に合わせて、全長333メートルの同商店街の愛称を「初恋通り」と改名、地域活性化に向けた取り組みも始めている。

 レコードジャケットを手掛けた切り絵作家、村上保氏に協力を依頼し、「初恋」のジャケットに登場した少女キャラを使ったオリジナルポスターなどを制作し、通りに掲出している。

 また、商店主に呼びかけて「初恋」をテーマにした商品開発も進められている。洋菓子工房「アルルカン」では「はつ恋ケーキ」が登場。チーズスフレやイチゴムースを組み合わせ、店主は「甘酸っぱい味に仕上げてみた」とPR。「水俣には特産品がないので、『初恋』を通じて、各店の売り上げ増につなげたい」と西田氏も期待する。

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