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【書評】『女子と愛国』佐波優子著

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【書評】
『女子と愛国』佐波優子著

 近年、愛国心を持つ若い女性が増えているという。丹念な取材によって、行き過ぎた「戦後教育」と現実との落差から、ごく普通の女性が国を愛する心に目覚めていく経緯が浮き彫りにされている。

 ネット上で靖国神社参拝を呼びかけた伝説の女性や、幼い子供を抱えて1人で反・反原発デモに立つ女性に迫る一方、まったく別の形で静かに愛国心を育み活動する女性たちの姿も描かれる。それは従来の保守の活動家とは違うあり方で「必ずしもデモや集会に参加することが愛国活動ではない」のだといえる。女性の意識がゆっくりと変化しつつあるのが感じられる好著だ。(祥伝社・1575円)

  

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