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新宿発江戸の味「内藤とうがらし」 復活運動ジワリ、商品化も

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新宿発江戸の味「内藤とうがらし」 復活運動ジワリ、商品化も

 江戸時代に現在の東京都新宿区一帯で広く栽培されていた唐辛子を復活し、街おこしに役立てようと、平成20年に始まった「内藤とうがらしプロジェクト」が5年を経て根を下ろしたようだ。区内を中心に約3千人に苗や種が行き渡り、食品会社からも商品に使用したいという声も寄せられるようになった。9月にはJA東京中央会の「江戸東京野菜」にも認定。運動はしっかり実を結んでいる。(原田成樹)

 現在の新宿御苑に下屋敷を構えていた信州高遠藩主・内藤家。敷地内外では、江戸のそばブームに乗って唐辛子の栽培が進み、「内藤とうがらし」としてブランド化。「八ツ房(やつぶさ)」と呼ばれる品種だったが、その後辛さが強い「鷹の爪」に押され、昭和の初め頃には入れ替わったという。

 プロジェクトを率いてきた成田重行さん(71)は、茨城県つくば市の農業生物資源研究所から原種の種をもらい、栽培を進めてきた。「辛さは少ないが、うまみがあってコメと炊いたり、葉っぱを食べたりしてもおいしい。内藤とうがらしを使ってくれる人が多くなってくれればうれしい」と話す。

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