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【羽成哲郎のぴーなっつ通信】警察官の心意気伝えたい

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【羽成哲郎のぴーなっつ通信】
警察官の心意気伝えたい

 10月31日(木)23日に終えた第44回「千葉県民の警察官」表彰式。今年の受章者の1人、県警交通捜査課暴走族捜査班主任、北野裕子巡査部長(49)は女性として2人目だったので、昭和47年に1人目で受章した岩井寿美子警部補=当時(47)=のことを調べてみようと思った。

 かび臭い新聞をめくると、「非行少年の“お母さん” 補導一筋に11年余」との見出しと満面の笑みを浮かべた写真が掲載されていた。「県警初の婦人警部補になった」とあり、女性警察官の草分けのようだ。

 佐原から家出してきた少年に切符を買って自宅に帰し、それが縁で母親と文通が続いた。「あのとき声をかけられなかったら息子はどうなっていたか分からない」との手紙を読み返してはファイトを燃やしている-。記事にはこうあった。

 「非行少年は愛に飢えたさびしがり屋です」

 紙面では驚くような“警察官夫妻”の仕事ぶりが語られている。同じ年に受章した成田署三里塚駐在所の谷高一巡査部長の夫人、さくさんは「わざわざ遠い反対派の食料品店にまで足を伸ばして親しくなるように心がけています」と話していた。

 成田空港は41年の「三里塚決定」から反対運動が激しくなり、46年9月には反対派との衝突で応援の神奈川県警警察官3人が死亡した東峰十字路事件が起きた。

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