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ストレス抱えるミャンマーの在留邦人 メンタルケア、早急に検討を

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ストレス抱えるミャンマーの在留邦人 メンタルケア、早急に検討を

 働く人の鬱病が増える中、海外駐在員のメンタル問題が企業の大きな関心事になっている。今後の新たな投資先として注目されているミャンマーは医療体制やインフラの不備、頻発する労使問題などがあり、大きなストレスを抱えたまま仕事を続ける駐在員は少なくない。(平沢裕子)

 ◆感染症への不安

 2011年に軍事政権から離脱し、民主化が進むミャンマーは人件費の安さや勤勉な国民性、市場としての有望性などから日本企業の注目度が最も高まっている国の一つ。現在の邦人は約500人と少ないが、日本政府がインフラ整備を請け負った工業団地が2年後に開業することもあり、進出を考えている企業は多い。

 海外在留邦人のメンタルヘルス問題に詳しい関西福祉大学大学院の勝田吉彰教授は「停電の多さや居住環境の未整備など日本人にとってミャンマーでの生活そのものがストレス要因。ビジネスでの成功のためにも、まず社員の生活面の不安を取り除くことが大事」と指摘する。

 ミャンマーの生活でのストレスの一つに感染症に対する不安がある。鳥インフルエンザなどの新興感染症や狂犬病、破傷風、蚊が媒介するデング熱といった日本ではあまり意識されない感染症が身近に存在する。感染時に適切な医療が受けられるかどうかの問題もある。

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