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【囲碁】名人奪還で井山六冠に 2人目の「大三冠」も

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【囲碁】
名人奪還で井山六冠に 2人目の「大三冠」も

 囲碁の第38期名人戦七番勝負(朝日新聞主催)第5局が16、17の両日、山梨県甲府市の常磐ホテルで行われ、挑戦者の井山裕太五冠(24)=棋聖・本因坊・天元・王座・碁聖=が258手までで山下敬吾名人(35)に4目半勝ちし、対戦成績4勝1敗で、2期前に山下に奪われた名人位を奪還、今年4月以来の6冠保持者になった。

 囲碁界では棋聖・名人・本因坊を同時に保持することを「大三冠」と呼ぶ。井山新名人は、趙治勲二十五世本因坊(57)が2度達成したのに続く2人目の大三冠となった。

 井山新名人は「最後まで難しい碁だった。大三冠は光栄なことです」と語った。

 今年開催のタイトル戦で敗れたのは、春に行われた十段戦(産経新聞社主催)のみ。勝った結城聡十段(41)も「今夏の碁聖戦(対河野臨九段)は2連敗から3連勝し、名人戦の第3局も見損じがあったのに辛抱強く打ち、山下さんのミスを誘った。気持ちの切り替えの早さに、運も味方している」とその強さに舌を巻く。

 この先行われる天元、王座、棋聖の3棋戦を井山新名人がすべて防衛し、進行中の十段戦トーナメントを勝ち抜き挑戦者になれば、来春行われる十段戦五番勝負は、史上初の7冠独占をかけた戦いになる。

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