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【月刊正論】「風立ちぬ」宮崎駿監督の反日妄想を嗤う

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「風立ちぬ」宮崎駿監督の反日妄想を嗤う

 なるほど随分、早熟で意識の高い少年だったらしい。ちなみに宮崎氏は1941年生まれで戦時中生まれながら直接的な記憶を知らない「プレ団塊の世代」に属する人だ。だからこの言通り、戦争の記憶というのも、誇張された伝聞が大きく占める。彼の父親は親族と一緒に栃木県で「宮崎航空機製作所」を経営していた。すなわち軍需産業である。ゆえに戦後、宮崎少年は父親を責めたという。

「そんな親父が戦争について何と言ったと思いますか。『スターリンは日本の人民には罪はないと言った』それでおしまいです。僕は『親父にも戦争責任があるはずだ』と言って、喧嘩しましたけど、親父はそんなものを背負う気は全然なかったようです」(『熱風』)

 なんだろうか? 父親の背広からキャバレーのマッチが出てきて「父さんは不潔だ」と叱責する高度成長期辺りの少年の反抗期。そんな風景が伝わってくる。こんな童心を今に留めているからこそ数々の名作を生み出せるのかもしれないが、どうもこの種の人々の特有の青臭さが鼻につく。それは「体験なき者の横暴」である。

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三品純氏 昭和48(1973)年、岐阜県生まれ。法政大学法学部卒業。出版社勤務などを経てフリーライターに。「平和・人権・環境」運動に潜む利権構造や売国性に焦点をあてて取材を続ける。著書は『民主党「裏」マニフェストの正体』(彩図社)。

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