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美白化粧品、使っても大丈夫? 白斑はトラブル品だけ、過剰に恐れる必要なし

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美白化粧品、使っても大丈夫? 白斑はトラブル品だけ、過剰に恐れる必要なし

 ◆学会が原因究明へ

 白斑は、メラニンを生成する細胞「メラノサイト」が消失、あるいは機能が低下停止した状態のときにできる。白斑が出る病気に尋常性白斑(後天的に皮膚の色が部分的に抜け、白くなる病気)があり、人口の0・5~1%いるとされる。顔や首など化粧品を使った部位以外にも白斑ができている人は、尋常性白斑の可能性が高い。一方で、化粧品の使用で尋常性白斑に移行した可能性も否定できないとする見解もある。

 いずれにしても、今回の皮膚トラブルと化粧品との因果関係はまだよく判明しておらず、日本皮膚科学会(東京都文京区)は先月、原因究明と治療法確立を目的とした特別委員会を立ち上げた。ホームページ(www.dermatol.or.jp)に掲載した全国の大学病院など99の医療機関で相談や治療を受け付けている。対象化粧品を使っていた人で気になる症状のある人は相談するといい。

 今回の皮膚トラブルは白斑が主だが、化粧品ではかぶれなどの接触性皮膚炎が多い。化粧品を使ってすぐに症状が出るとは限らず、数カ月使って徐々に出ることも多い。化粧品が原因と気づかないで使い続けると症状を悪化させるので注意が必要だ。

 坪井教授は「化粧品が原因の皮膚トラブルは、化粧品を使うのをやめれば症状が治まることがほとんど。化粧品で赤くなったり、かゆくなったりするなど異常が出たらすぐに使うのをやめ、症状が治まらなければ医療機関で受診してほしい」と話している。

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 ■高い効果の医薬部外品も

 問題となったロドデノールは医薬部外品の成分。日本化粧品工業連合会(東京都港区)によると、医薬部外品は薬事法上、「医薬品」と「化粧品」の中間に位置し、医薬品に比べ、その作用が穏やかなものとされる。

 ただ、化粧品や医薬部外品の中には医薬品と同じような高い効果・効能を持つ成分が含まれているものもある。もちろん、いずれも皮膚刺激が起きないか、体内に入っても害はないかなどの安全性を確認されたうえで製造されている。医薬部外品には薬用化粧品のほか、染毛剤や育毛剤、口中清涼剤がある。

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