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美白化粧品、使っても大丈夫? 白斑はトラブル品だけ、過剰に恐れる必要なし

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美白化粧品、使っても大丈夫? 白斑はトラブル品だけ、過剰に恐れる必要なし

 カネボウ化粧品の美白化粧品が原因の皮膚トラブルで、8千人超が顔や手などがまだらに白くなる「白斑(はくはん)」症状を訴えている。「美白」をうたう化粧品はたくさんあるが、使い続けても大丈夫だろうか。(平沢裕子)

 ◆メラニン抑制

 美白化粧品は、紫外線や加齢などで肌にできるシミやくすみを予防したり、改善したりする成分が入った化粧品。肌の色を構成しているのは、皮膚の中にあるメラニン。メラニンはシミやくすみの原因になり、生成が少ないと色白の肌になる。このため、美白成分の多くはメラニンの生成を抑制する作用がある。

 問題となった美白成分「ロドデノール」は、シラカバの樹皮から抽出された天然物質に由来したもの。カネボウ化粧品が開発し、厚生労働省が平成20年、医薬部外品として承認した。

 重症者が拡大していることもあり、美白化粧品そのものに不安を抱いている人は少なくない。美白成分にはいろいろな種類があるが、ロドデノールと似たような化学構造の美白成分には、医薬品としても使われる「ハイドロキノン」がある。ハイドロキノン配合の化粧品は既に10年以上使われているが、これまでにロドデノールのような白斑の症状は報告されていない。

 東京医科大学皮膚科の坪井良治教授は「化学構造のほんの少しの違いで人に与える影響が異なってくる場合もある。白斑の症状が出たのはロドデノールという成分特有の可能性が高い。全ての美白化粧品に問題があるわけでなく、必要以上に恐れる必要はない」と指摘する。

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