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PM2・5 たばこの煙にも 高濃度でがん、脳卒中リスク

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PM2・5 たばこの煙にも 高濃度でがん、脳卒中リスク

 大和教授は「受動喫煙による死亡リスクは中国から飛来するPM2・5の値よりはるかに高い。喫煙者が吸い込んだ煙は3~4分間は排出されており、その間、喫煙者はPM2・5をまき散らすことになる。建物内では分煙しても受動喫煙は防げず、解決には全面禁煙しかない」と話している。

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 ■子供や高齢者は要注意

 米国などの疫学調査によると、PM2.5の数値が1立方メートル当たり10マイクログラム増えると、肺がんの死亡率が14%、心臓や肺の病気の死亡率が9%、全死亡率が6%それぞれ増えるとされる。

 特に影響を受けやすいのは、呼吸器系や循環器系の疾患のある人や小児、高齢者ら。大気の汚染濃度によって症状の悪化や死亡率の上昇が見られたとの報告もある。

 大気中のPM2.5を個人がコントロールするのは難しい。環境省は対応としてマスクの着用を挙げる。高性能の防塵マスクは微粒子の吸入を減らす効果があるとするが、一方で着用すると息苦しくなるため、長時間の使用には向かないとしている。

 一般用マスクの性能はさまざまだが、大和教授は「どんなマスクも遮り効果はあり、しないよりはまし」としている。

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