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【大津中2自殺】いじめ問題の監督責任問い、校長を減給処分 依願退職 

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【大津中2自殺】
いじめ問題の監督責任問い、校長を減給処分 依願退職 

 大津市で平成23年10月、市立中学校2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、滋賀県教育委員会は26日、男子生徒へのいじめに適切に対応するための体制づくりを怠ったなどとして、同中学校の校長(59)を、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。校長は同日付で依願退職した。

 県教委によると、いじめ問題で、校長の監督責任を問い処分するのは異例で、北海道滝川市の小学校や福岡県筑前町の中学校、東京都中野区の中学校で例があるのみ。校長らの責任を指摘した市の第三者調査委の最終報告書などを踏まえ決定。理由についてほかに、教員らへの指導・監督を怠ったことや保護者や社会に説明責任を果たさなかったことなども挙げた。

 校長は市教委に「自分の指導不足。遺族に十分な対応ができず申し訳ない」と話し、遺族は「いじめが児童生徒の自殺につながる深刻な問題との認識を教育現場と教育行政が一層深めてほしい」と話したという。

 男子生徒の担任だった男性教諭(41)は病気のため休職中で、県教委は「回復後、事実関係を確認できれば処分も検討する」としている。

 一方、市教委は同日、同校の男性教頭(54)と女性教頭(52)を文書訓告、当時の学年主任だった男性教諭(53)を厳重注意処分とした。

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